音楽の秘密 秘伝ノート Chromatic Mediants = Triad pairs = alt + Chords scale motion jazz for dummies

ブログ閲覧の方へ White note mode=調性とは音楽の基礎。このことを忘れて様々な理論は成り立ちません。そしてChords scale motionが最重要  ・Chromatic Mediants = altered = Triad pairs = Chords scale motion + modal interchange = Superimposition + melo minが重要  ・基礎的な音楽理論はAXIS System  音楽と宗教の歴史。・ブッダの最期のことば:涅槃経

音楽が弾けない人も音楽を奏でることはできる 音楽理論

私のデモ演奏を聴いての通り、音楽ができない人の部類であることはお分かりだと思いますw

音楽は真似をする、暗記したものをそのまま弾くことで、何となくそれっぽくは誰でもなれますが、それは音楽ができない人です。

暗記などで覚えたものをそのまま弾くのは誰にでもできます。オウムが言葉を覚えて繰り返しているだけです。同様に楽譜を読んでいるだけも同じことです。

しかし、私が望んでいるものは覚えたものをそのまま弾くのではなく、極めて自由に音楽を奏でること。
誰にでもこんな経験はあるはずです。あの時は弾けたが、今は弾けない。
何故そのようなバカなことが起こるのでしょうか?多くは語りませんw

目の前に、楽器があり、誰でも知っている理屈であるスケールがあり、コードがある。
本来であれば、たったそれだけで、無限に音楽は奏でることが出来るはずですが、しかし、それだけでは音楽は奏でることが出来ない。

最後にやはり残るもの、足りないものはリズムでしょう。
リズムがしっかりして、ちゃんとした理屈を把握している人は本当に素晴らしい演奏をします。しかし、その域に達するには相当の時間が必要になりますw
音楽で一番大切で、習得に最も時間がかかるものはリズムでしょう。

しかし、リズムのない音楽も存在します。
リズムは一旦置いて置き、ハーモニーの美しさだけをとにかく楽しむ方法です。

リズム習得には時間がかかりますので、まずはハーモニーを鳴らしてその美しい響きを楽しむのはすぐにでもできます。押さえるだけでいいので、特に難しいことはありません。

まずはリズムのない音楽=ハーモニーだけを鍵盤を押して楽しむ方法を考えてみましょう。

少しだけ理屈が必要になりますが、それほど多くは必要ありませんが、知識は多いほど役に立つでしょう。

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おススメのjazz教本

しかし、理論書を常に手元に置いて置き、見て理解できるにもそれなりに知識が必要です。下記の内容さえわかっていれば、どの理論書を読んでも、ほとんどのことが理解できるようになるでしょう。

音楽は下記の和声法のカデンツで全てになります。
3つしかありません。


コード進行はこの3つのパターンを弾きましょう。
しかし、TSDTのSはDのおまけなので、最終的には2つしか残りません。

TSTとTDTの2パターンしかありません。
このうち最も使われるTDTのみを考えます。
TDTが出来ればDを細分化したものが、TSDTになりますので、2つ習得したことになりますw またDを取り除けばTSTになり、音楽の全てを網羅したことを意味しますw

コードの弾き方は様々な方法がありますが、私なりにいろいろと試しましたが、最終的にバリーハリスメソッドのDrop2 6thコードにしましたので、後々に役に立つように6thコードで弾きたいと思います。
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Drop2トーンがバスに来ますが、バスにDrop2させたからと言ってオクターブ上をユニゾンで弾いても全く問題ありません。抜く方が難しいので、その音が鳴っていても鳴っていなくても大した違いはありませんので、全くそのまま弾いても大丈夫です。何の問題はありません。気分の問題でしょう。ほとんどのDrop2の教科書は抜いてますが、そこを自分のやり易い方法に変える工夫もまた必要なスキルと経験です。教科書通りはBSなことも多いので、自分のやり易い方法で弾けば良いと思います。

もちろん借用和音も多用します。

上記の借用和音はセカンダリドミナントです。
これも見てわかるようにTDTに部類し、5度上のドミナントを弾きます。
まずは手始めにセカンダリドミナントだけを使って、慣れてきたら元コードそのものをAXISチェンジしてみます。

理屈はこのくらいにして実際にエニーキーで弾きましょう。
いきなりバリーハリスメソッドのDrop2 6th Changeすることは、難しいので、分かり易い通常のコードでセカンダリドミナントをエニーキーで弾いてみましょう。

●ⅠーⅤーⅠ(major Key)


○まずはスタンダードなセカンダリドミナント


5度上にあるセカンダリドミナントを使ったダイアトニックコードで弾いてみましょう。ジャズコンポジションの図にあるように弾いてみましょう。ここに書かれていることはMajorですが、ジャズにおける作曲の理論と実践 ジャズ・コンポジション図書に書かれている3種類のMinorのセカンダリドミナントもちゃんと覚えましょう。

とても素晴らしい響きがします。
Ⅰ:ⅠーⅤ7ーⅠ
Ⅱ:Ⅰ-Ⅵ7-Ⅱm7-Ⅴ7-Ⅰ
Ⅲ:Ⅰ-Ⅶ7-Ⅲm7
Ⅳ:Ⅰ-Ⅰ7-ⅣM7-Ⅴ7-Ⅰ
Ⅴ:Ⅰ-Ⅱ7-Ⅴ7-Ⅰ
Ⅵ:Ⅰ-Ⅲ7-Ⅵm7-Ⅴ7-Ⅰ
Ⅶ:Ⅰ-#Ⅳ7-Ⅶm7(b5)-Ⅴ7-Ⅰ

これは暗記ではないのか?良い質問ですw
これは暗記ですが、意味のある暗記です。キーチェンジすれば本当に素晴らしいものが自由に奏でることができるようになります。
何も考えずに、音をただ覚えて弾く、何も考えず音を追いかけるだけのものではありませんので、本当に意味のある暗記学習なのです。暗記学習にも2種類あります。意味のある暗記と意味のない暗記です。意味のある暗記を沢山して応用しましょう。賢い人、上手い人はこの意味のある練習、身につく練習をして沢山蓄積しています。

インプロビゼーション=作曲の知識が必要です。
極めて自由に弾くこととは、やはり全てを理解して、全てを分かっていなければできません。

セカンダリドミナントだけでも本当に素晴らしい響きがします。
エニーキーで弾けるように頑張って覚えましょう。


 ○次にAXIS System Changeです。


AXISとは軸です。サークルオブ5thの軸を意味しています。

上記のサイトの日本語翻訳本です。
 
 

ジャズコンポジションの図にあるようにセカンダリドミナントもまたAXISできます。
AXISは裏コードやらリハモなどと呼ばれ、様々な書籍がありますが、全てはAXIS Systemで考えれば簡単に理解できることでしょう。


セカンダリドミナントをAXIS Changeしてみましょう。
まずは裏コードと呼ばれる180度の対極軸(Opposite AXIS)にあるものです。

Ⅰ:ⅠーbⅡ7ーⅠ
Ⅱ:Ⅰ-bⅢ7-Ⅱm7-Ⅴ7-Ⅰ
Ⅱ:Ⅰ-bⅢ7-Ⅱm7-bⅡ7ーⅠ
Ⅲ:Ⅰ-Ⅳ7-Ⅲm7
Ⅳ:Ⅰ-bⅤ7-ⅣM7-Ⅴ7-Ⅰ
Ⅴ:Ⅰ-bⅥ7-Ⅴ7-Ⅰ
Ⅵ:Ⅰ-bⅦ7-Ⅵm7-Ⅴ7-Ⅰ
Ⅶ:Ⅰ-Ⅰ7-Ⅶm7(b5)-Ⅴ7-Ⅰ

上記のAXIS図にあるように90度と270度にあるものも有効です。
180度は裏で使う事はお分かりです。90度もかなり使われる手です、そもそも基本3和音がそのまま含まれていますし、7th省略の6、13thになったと考えれば普通にありですが、その裏コードの270度はかなり微妙ですwが、可能性はあります。モーダルチェンジで7からm7変更のノンダイアトニックと考えればありですw
AXISは理論的にも完璧であり、簡単でとても親切で分かり易いのがAXISです。
モードもそもそも軸ですから、モードと呼ぶか、AXIS(軸)と呼ぶかの、呼び方の違いでしかありません。

AXISトーンはRootのディミニッシュコードトーンになりますので、簡単に覚えるならDiminishコードトーンをRootに置き換えれば良いだけです。


○バリーハリスメソッドで、6thコードチェンジして弾いてみましょう。

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バリー・ハリスビバップ・メソッドの実践と応用

Practice and application of the Bebop method by Barry Harris

これがまたChangeのChangeで、ややこしいのですが、頑張りましょう。
まずは普通のセカンダリドミナントをDrop2 6thコード。

AXIS 180
Ⅰ:Ⅰ6ー#Ⅴm6ーⅠ6
Ⅱ:Ⅰ6-#Ⅵm6-F6-#Ⅴm6ーⅠ6
Ⅲ:Ⅰ6-#Ⅶ6-Ⅲm7
Ⅳ:Ⅰ6-#Ⅰm6-Ⅰ6-#Ⅴm6ーⅠ6
Ⅴ:Ⅰ6-#Ⅱm6-#Ⅴm6ーⅠ6
Ⅵ:Ⅰ6-#Ⅲm6-Ⅰ6-#Ⅴm6ーⅠ6
Ⅶ:Ⅰ6-##Ⅳm6-Ⅱm6-#Ⅴm6ーⅠ6

6thコードへのチェンジ方法は、Ⅰはそのまま、M7は5thから、Ⅱ、ⅦΦは3rdから、Ⅴは半音上のm6。
基本形を見て、特種な6thチェンジは、Ⅱ=3rdから、Ⅴ=半音上、ⅠM7は5thからと自然にできるようにしましょう。書籍に書かれている通常のコード譜でも自然に6thチェンジ対応できるようします。

AXIS 0
Ⅰ:ⅠーⅤ7ーⅠ
Ⅱ:Ⅰ-Ⅵ7-Ⅱm7-Ⅴ7-Ⅰ
Ⅲ:Ⅰ-Ⅶ7-Ⅲm7
Ⅳ:Ⅰ-Ⅰ7-ⅣM7-Ⅴ7-Ⅰ
Ⅴ:Ⅰ-Ⅱ7-Ⅴ7-Ⅰ
Ⅵ:Ⅰ-Ⅲ7-Ⅵm7-Ⅴ7-Ⅰ
Ⅶ:Ⅰ-#Ⅳ7-Ⅶm7(b5)-Ⅴ7-Ⅰ

 ○コードの弾き方は伝統的な和声法のバスを決めてコードインバージョンを決めましょう。

6thコードチェンジの弾き方ですが、ここではコードを弾いてみるなので、バス課題になります。ソプラノである旋律からコードを組み立てる方法はソプラノ課題を参考にします。

まずはバスをBass音で考えるならRootと5thです。
Bassが居るならRootと5thはベースに任せ、キーボード奏者は3rdと7thをバスに弾きますが、コードトーンであればぶつかることはないので、まあ全部使えると言う事ですw
では何を基準に考えるかです。

和声法を知らなくてもONコードやペダルコード(保続音)のように、バスの動き考えて上に乗せるコードを考える方法が最も一般的で好まれる方法です。

 バスの音が決まったら、上に乗っかるコードも和声法に習うなら、バスが隣接する音に動くなら上に乗っかる和音はバスに反行することで、和声法で言う58平行移動の禁則を回避できます。
禁則はそれほど気にする必要はありませんが、和声法の良い要素も取り入れれば、自然と良い音が発することができます。簡単な法則は積極的に取り入れます。


如何でしたでしょうか。
このようなAXIS理論は、50年代から存在し、飛躍的にジャズやボサノバでは多くの人たちが取り入れて、音楽も激変しました。私たち日本語翻訳された本の初版日を1978年7月から存在しますが、誰一人注目しなかったのは、あまりに日本には情報が無かった。
まあAXISについては知っていて秘密にしていた人も多いでしょうw
特に日本にはAXIS270度のモーダルチェンジすら最近知った感じです。

しかし、AXISを知っていながら日本の音楽は現在、こんな感じです。
何故ここまで海外と差が付いてしまったのか?秘密にしていた人たちは、結局何一つ生かすことが出来なかったから他ありませんw

神様は全てお見通しです。
そんなコソ泥のようなことをしても恩恵は得られませんw
何故なら私たちの全ては、先人たちから授かったものを基に学び、広まっていったのです。
 私たちは多くの情報を共有して「Sometimes it is the people no one imagines anything of who do the things that no one can imagine.」Alan Turing

一人でも多くの人にAXISを知ってもらい、また新しい音楽が生まれることを期待しております。

作曲活動と言うものは、音楽が弾けなくても可能です。
期待しております。

っと言われても実はこれだけでは無理なんですw
ただし、とても理解力が深まったことでしょう。
書籍を手にすれば、既に多くの理論は全て知っているはずです。
AXISで理論も明確になったことでしょう。しかし、音楽は生まれない。

そこで必要になってくるものは、弾けなくても絶対に必要なことはリズムです。

リズムは音楽に命を吹き込む。
ハーモニーは音楽のカラーを決める。

音楽で最も大切なものはリズムです。
次はリズムを勉強してください。

結局は、音楽が弾けない人には音楽は作れないことを意味していますw
頑張りましょうw