音楽の秘密 秘伝ノート Chromatic Mediants = Triad pairs = alt + Chords scale motion jazz for dummies

ブログ閲覧の方へ White note mode=調性とは音楽の基礎。このことを忘れて様々な理論は成り立ちません。そしてChords scale motionが最重要  ・Chromatic Mediants = altered = Triad pairs = Chords scale motion + modal interchange = Superimposition + melo minが重要  ・基礎的な音楽理論はAXIS System  音楽と宗教の歴史。・ブッダの最期のことば:涅槃経

トライアドペアフレーズと和声法で音楽を楽しむ

音楽というものは楽しくなければいけない。

文字の通り音を楽しむことがなければ面白くない。

 

和声法というものはつまらない、辛い、禁束ばかりで苦しい。しかし、昔から音楽の歴史として今もこうして語り継がれており、教育されているのであれば、それはとても重要な意味を持つことを意味する。

 

それであれば、無碍にすることはできない。

しかし、和声法の問題集ばかりやっていると謎謎やパズルを解くような錯覚に陥り、和声法離れの原因を作っているのも事実。

 

しかし、それはただ単に和声法を楽しく音楽として学んでいないだけのことである。

和声法を音楽として楽しく学べば、それはとても良い効果を発揮するはずである。

 

和声法を学べば、なんせ美しい響きの連続なので、それを無視することはできないはずだw

 

しかし、禁束ルールは無視する。

実際に15並行移動してたところで響きの差を聴き分ける人はおらず、実際にどうでも良いw

 

ということで、和声法をトライアドペアフレーズに取り入れるための練習をしていきたい。

 

和声法を瞬時に取り入れるために、コツをまとめたものを再確認する。

 

https://bonjin003.blogspot.com/search?q=%E5%92%8C%E5%A3%B0%E6%B3%95

 

細かなものが多いのでややこしいので、簡潔明瞭にしていくことで合理化してい覚えて瞬時に取り入れを考えてみる。

 

今一度、過去に勉強したことを拾い出し

全部すっかり忘れてしまっているのでw

こういうことができるので本当にブログって便利ですw

 

●開離、密集ルール

開離は一音飛ばし、密着は続けて。

バス:スタートは可能な限り開離配置。逆にバスが下行ならば密集配置する。

ソプラノ:バスの逆で、上行なら密集、下行なら開離。

 

●配置基本ルール
・バスが隣同士のテナーを超えてはいけない。 

・バスとテノールは12度までは許される。

・上3声は、オクターブは超えないように配置する。

・Ⅴ7(属7)のみ第5音を省略する不完全形がある。

 

●連結ルール

・共通音がある場合

共通音を同じ声部に保留し、他の音はなるべく近い音に進行させる。

・共通音がない場合

バスの動きに対して、上3声を反行させる。

 

・Ⅴの前のコードから属7は必ず下行で進行。

 

・Ⅴ7(属7)の場合

第3音は短2度上行して主音に進行。

第7音は短2度(長調)または長2度(短調)下行して、主音の第3音に進行。


・Ⅱ-Ⅴでは共通音を同一声部に置かず、下行させる。根音は上昇させる。

 

・Ⅴ-Ⅵの連結は、Ⅴの第3和音(Ⅶ)導音はバスと並行させて上昇させる。(ただのドミナントモーションなんでⅠと同様に注意する)ほかの音はもっと近い音に下行させる。

下段と上段のオクターブを超え平行移動の!158並進行要注意!

 

・Ⅲ-Ⅳの連結は上三声をバスに反行させる。

 

●重複ルール

 

転回なし

 

Ⅰ=根音

Ⅱ=根音

Ⅲ=根音

Ⅳ=根音

Ⅴ=根音

Ⅵ=根音+第3音

 

第一転回系 6

 

Ⅰ6=根音+第5音(バス重複NG)

Ⅱ6=第3音

Ⅲ6=必要なし。

Ⅳ6=根音+第5音(バス重複NG)

Ⅴ6=根音+第5音(バス重複NG)

Ⅵ6=必要なし。

 

第二転回系 64

 

Ⅰ64=第5音(バス重複OK)

Ⅳ64=根音+第5音(バス重複OK)

Ⅴ64=根音+第5音(バス重複OK)

Ⅵ64=必要なし。

 

 

●転回ルール

 

・Ⅵは転回しない。


第一転回系 6

 

Ⅰ6=特に制限なし

Ⅱ6=特に制限なし

Ⅲ6=特に制限なし

Ⅳ6=特に制限なし

Ⅴ6=特に制限なし

Ⅵ6=全く使わない。

 

 

第二転回系 64


Ⅰ64=Ⅴへの前提(Ⅰ64-Ⅴ)としてのみ使用される。また、経過音もあり(Ⅳ-Ⅰ64-Ⅳ)

Ⅱ64=通常使用されない。

Ⅲ64=ほとんど用いられない。

Ⅳ64=曲の冒頭と終息のみ。(Ⅰ-Ⅳ64-)

Ⅴ64=経過音のみ使われる。(Ⅰ-Ⅴ64-Ⅰ)

Ⅵ64=全く使わない。

 

 

●ケーデンスルール

和声法による伴奏とコードインバージョンの連結方法 基礎

●TST

code:Ⅰ-Ⅳ64 -Ⅰ

Bass:R - R - R

 

code:Ⅰ6-Ⅳ -Ⅰ64

Bass:3 - 4 -5

 

●TDT

code:Ⅰ-Ⅴ6 -Ⅰ

Bass:R - 7 -R

 

code:Ⅰ-Ⅴ64 -Ⅰ6

Bass:R - 2  -3

 

code:Ⅰ64-Ⅴ -Ⅰ

Bass:5 -5 - R

 

code:Ⅰ6-Ⅴ64 -Ⅰ

Bass:3 - 2 - R

 

 ●TSSDT or TSDTT

code:Ⅳ-Ⅱ6 

Bass:4 -4

 

code:Ⅵ-Ⅳ6 

Bass:6 -6

 

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ここら辺を見直して、もっとスリム化と合理化を考えてみる。

実際に楽しみながら上記を取り入れてみる。

 

■実践 和声法取り入れ練習

とにかくまずはケーデンスを取り入れる。

いつものd dorian トライアドペアで考えてみる。

 

まずはバスの配置を考えてみる。

コードはそのまま4度積みでOK

 

●TST

・ベース

code:Ⅰ-Ⅱ-Ⅰ

Bass:R - R - R

 

・転回

Ⅰは6、64

Ⅱは6のみ

 

code:Ⅰ-Ⅱ6-Ⅰ

Bass:R - 3 -R

code:Ⅰ-Ⅱ6-Ⅰ64

Bass:R - 3 -5

 

code:Ⅰ6-Ⅱ-Ⅰ

Bass:3- R -R

 

code:Ⅰ6-Ⅱ6-Ⅰ64

Bass:3- 3 -5

 

code:Ⅰ6-Ⅳ -Ⅰ64

Bass:3 - 4 -5

 

などなど

 

次に上三声であるトライアドペアの動きを考える。

あまり難しいことを考えてもできないので、次のルールだけを重んじる。

 

バスの動きに反行する。