作曲とは何ぞや?
よく本に書いてある当たり前のことを述べるなら、JPOPのようなAメロ、Bメロ、サビ、ブリッジのパターンの組み合わせだが、まったく面白さに欠ける。
Aメロ、Bメロと言っても、コードパターンを分けているので、明後日の方向に転調して行くにしても、曲事態のアレンジ方法で用いるとただのパーツの切り貼りのような、なんだか音楽では無くなり、なんだかつまらない。
やはりAメロ、Bメロ、サビというよりも、Jazzのように、Aパターン、Bパターンのようなコードのパターンを16~24小節と接続をちゃんと決めて、作曲した方がよさそうである。
Jazzのコードブックを見ながら、代理に入れ替え、ブリッジ接続を細分化するオーソドックスなスタイルがやはり良いのではないかと思う。
Jazzを勉強していても、作曲を考えるときどうしても、あのAメロ、Bメロ、サビと分ける方法がよく分からず、とても難しいと思ってしまっていたが、結局のところ、元に戻ってコードパターンの組み上げ方であり、変なPOPのような作曲方法では、いつまで経っても作曲というよりも、8小節の継ぎ接ぎすらできないままで終わってしまうだけということに気が付く。
あのPOP作曲方法の言う、Aメロ、Bメロ、サビ、ブリッジのようなヘンテコな理論は誤った認識であり、ロックを紐解けばブルースであり、ブルースを紐解けば、JAZZやブルースパターンであるならば、音楽はすでに完成されたコードパターンに対して、如何に素晴らしい旋律メロディーを組み上げるかにかかってくると考えるほかにない。
お決まりの1-6-2-5を代理パターンで別の組み合わせするや、ブルースコードの3コード、1コードからモードにメロディーを乗せるだけでいいのでは?
とにかくあのPOP作曲法は邪魔なだけであり、本当のいい曲など出来る気がしない。
シンプルでもいい曲はたくさんあり、ゴテゴテに凝っても仕方ないので、 シンプルに考えて曲を作ってみようと思う。
コードブックを参考にコードを組み上げることはいくらでも可能であるならば、あと、作曲で最も重要なことは旋律であり、アレンジ力であり、ハーモニーテクニックではないか?と思う。
芸大のアーティストでバイオリニストの人もTVでオーケストラの作曲はテクニックだと言う。
オーケストラこそ音の積み重ねを駆使したアレンジ力そのものだと感じる。
最低人数のトリオ、クワンテェッドでも同様にハーモニーが決め手である。
生バンドの人たちの演奏そのものが作曲活動には必要と感じることが多々ある。
最低限必要なアレンジは、まずドラム。
そこにアレンジなるヒントがあり、やはりドラムマシーンのワンパターンはループ音源そのものであり、とてもドラマーが演奏するものとはかけ離れたものであり、単調な繰り返しではアレンジ力が乏しい。
次にベースパターンもやはり同じ繰り返しでは、面白さに欠ける。
人間が演奏するベースパターンをよく学び、ベースも疎かにすると面白くない。
ただし凝りすぎても面倒なので、ベースはある程度コードに沿って動きを入れる。
到底アレンジとは言えないエフェクトとルーパーのON/OFFフィル。
ドラムベースなるリズムマシーンのビート音楽を聴いても、あまり面白くないのはそこなのではないか。
ワンパターンなリズムの繰り返しでは、すぐに飽きてくる、作曲活動とは到底言えない。
そしてリズムパーツのON/OFF程度のフィルでは到底アレンジとは言えない。
やはりこれも、すぐに飽きてくる。
グリッチエフェクター、フィルター、各種エフェクトを活用してのDJのようなアレンジもすぐに飽きてしまう。
ルーパーはやはりソロのカラオケ作成や、ICレコーダー的なアイディアノート程度、利用されることが多く、やはり作曲活動とは言えないかもしれない。
ドラムパートにベースパートのリズム面を強化。
一から全部を一人でこなすのは本当に骨の折れる作業が必要で、無駄な時間も多く、面倒くさい。
時間ばかり浪費して、作られてくるものは8小節ばかり、得られるものは少ない。
とにかく必要なものは、根気だが、楽できるところは楽していかないとしんどい。
機械的にクオンタイズをフル活用できないとかなりしんどい作業。
絶対に必要なのものは、ドラムマシーンに多くのフィル機能とプリセットリズムパターンを持つものが良いかもしれない。ドラマー並みの演奏を再現するのはやはり素人にはかなり骨が折れる作業で、パターンが沢山あるものを用意するのが良いかもしれない。
リズムプロが作成したパターンとフィル機能の多いドラムマシーンで、リズムフィルとパターンでアレンジを賄う方が楽。
やはりドラムは、お決まりパターンを使い回すか、プリセットの演奏パターンの組み合わせが可能なものを選択。
ベースはパターン化せずにできればウォーキングベースで一つのソロ楽器と思って演奏する。
ベースはどうしても疎かにワンパターンになりがちで、つまらない音楽になるので、音楽の根幹を決めるところで、とても大事。
そしてハーモニーとフィルハーモニーのワンパターン化防止とバッキング・ポンピングパターン化防止。
同じコードをインバージョン・回転せずにワンパターンなものは、飽きる。
やはりすべて生演奏で考えてみると、人が気分で変化を加えた演奏しているものそのものが、アレンジなんではないか?と思う。
あんまり機械で打ち込み音楽のパターン化したものを継ぎ接ぎしてくよりも、演奏を録音する感覚でDAWソフトを使う方がいいのかもしれない。
そうすると、やはりテクニックとは人の演奏する技術になる。
やはりいろいろなバリエーションに飛んだリズミカルな演奏そのものがアレンジ力になるのかも。
曲でパターン化できるものはコード進行とメロディーのみで、あとはその決まりごとに沿って演奏して、昔のようにDAWで多重録音していくような方式に変えていこうと思う。
ルーパーの存在を知り、究極まで単純化するとあのようなループアプリの形になっていくのは便利でとてもいいことだとは思うのですが、私がこれまで、やっていたことはループの作成とループのON/OFFにしか過ぎず、なにやら虚しさを感じてくる。
楽器の演奏の大切さをギターを通して、今一度確認ができたので、苦労してでも楽器の演奏に時間を使いたいと思う。
作曲は、リズムと思いますが、何やら間違った方向にばかり目が向けられている気がする。
リズムマシーンのDJ合戦を楽器演奏など誰も思わないだろう。
生ドラムを演奏する人とリズムマシーンとエフェクターとDJ卓を演奏する人では、やはりDJ演奏を楽器と思っている人はまずいないだろう。
結局のところ、作曲とは人がリズミカルに演奏した多重録音のものが良いのかもしれない。
オーケストラの曲のように音を積み重ねているそのものであり、アレンジとは変化にとんだリズムと旋律、最も重要なハーモニーを大切にした、テンションであり、パターンを明確に区切るような継ぎ接ぎよりもハーモニーを絶やさないことかも知れない。
ドラムのフィルやシンバルはあくまでも合図であり、頭や小節が切り替わったことのお知らせ、パターンを変えるためのものではなく、作曲するような音楽の聴き方で人の作った曲を真似してみるのもいいかもしれない。
どうしても音楽の聴き方がフレーズやソロ、個人の旋律、演奏方法ばかり気を取られている気がするので、全体を通して曲の継ぎ目をなくすようなアレンジを手掛ける音楽の聴き方をしてみたいと思う。
あとは変な凝ったストリングス、ブラス、パーカッションは豪華賢覧なおまけサウンドを作曲時点で取り入れると余計訳が分からなくなるためまったく必要なし。
作曲の勉強するならjazz以外にも、ロック、フュージョンあたりを聴こうかと思う。